気ままな胚培養士Oのブログ

2018.1〜 お仕事の話から日常までその時つぶやきたいことをつぶやくまだペーペーの胚培養士

妊活のドラマ!不妊治療の基本的な進み方

今夜10時から不妊夫婦のドラマが始まるようです。もちろん気になるので観る予定です!

 

不妊治療は基本的には最初はタイミング法と呼ばれる比較的簡易的な治療から始まります。(簡易的という言葉が適してるかわかりませんが個人的なブログなのでご了承を…!

 

タイミング法でも授からなかったら人工授精や体外受精などどんどん人の手が加わる治療にステップアップしていくというのが一般的ですね。

ドラマの雰囲気的にそこまで扱うわけではなさそうですが…まさか胚培養士役なんて出てくるわけもないですね…もしでるなら玉木宏とかでお願いします(切願

 

私が働いているクリニックはこれら治療の中でも顕微受精という操作を得意としています。もちろんタイミング法もやっているはずですが…やっているはずなんてことを言うと「自分とこの患者さんがどんな治療を受けてるのか把握できてないなんて…!!」となりますよね。書いてて曖昧な自分に今反省中です。

と言いますのも、胚培養士がクリニックの中でどの仕事までを行うかというのはクリニックによるところがあります。

私の知り合いの胚培養士さんは外来も捌けば採血もするとのこと。採血をできるのは臨床検査技師の資格?がある人だからなんですけども。(私は普通の生物系学部出身なので採血はできません

 

私は患者さんと接することはほぼありません。さらにタイミング法のような胚培養士の関わらない治療を受けている方は本当に携わる機会はないのです…!(すみません!すれ違う時に会釈するのでそれでお許しを!

 

 

顕微授精が中心な当院では他院でなかなか授からなかった方が最後の砦という感じで来て下さいます。嬉しいですし、子を授かりたいという強い気持ちを感じます。当院が初不妊治療というかたももちろんたくさんいらっしゃいます。初という方でも最初から顕微授精、あり得ます。

不妊治療は時間がかからない方がいいです。それはもちろん患者さんの精神的、経済的負担のことがあるからです。最近当院で働いている胚培養士の女性が当院で不妊治療を始めました。1回の診察で10万くらい飛ぶと言ってました…(ぞっ

 

もう一つ理由があります。

それは不妊治療に時間をかけず、子育てに時間を割いてほしいからです。

不妊治療からの卒業は、妊娠〜子育てのスタートです。

 

 

なるべく自然に

人為的ってなんとなく嫌

顕微授精って人工的

副作用とかあるんじゃないの?

などなど不妊治療に抵抗を感じる人は多いと思いますし、「なるべく自然な」治療を行っているところもあると思います。

 

でも、そもそも、

妊娠って身体にとってすごく不自然なことなんです。不妊治療の1番の副作用は妊娠です、とも言えます。

たしかにホルモンをコントロールするのにお薬使います、採卵の時には麻酔します、針刺します、卵子にも顕微授精の時には精子を入れるために針をさします。

自然じゃないことをたくさんします。

それでもそうすることが妊娠への直進できる道だと思ってます。近道とは言えませんが寄り道はしてないと思います。

 

 

不妊治療はステップアップ式です。

でも人によっては最初からクライマックスだぜ!(わかる人いると嬉しい)でももちろんいいと思います。

自然な治療を求めるのも悪くはないと思います。ただ不妊治療を乗り越えることがゴールじゃないということは忘れないでほしいです。

 

彼氏なしの若造が妊活を語るなんて「この彼氏なしが!」と怒られそうですがなんだか語ってみました。

普段へらへらしてるのに文章が固くなってしまったかもしれない…反省反省。気軽な気持ちで読んでもらえるようにしたいなぁ。

初めてのブログ(どきどき

初投稿です!

 

趣味は漫画やゲーム、気が向いた時にお天気だったら外にも出ます。彼氏もおらず寂し…くない!一人暮らしをしています✌️

 

私は愛知県のとあるレディースクリニックで胚培養士として働いています。

 

…胚培養士って知ってますか?(そろり

 

ド級にマイナーなのか今まで「あぁ胚培養士ね」となったことがありません。肺?はいばい?ようし?などなど全然伝わりません(くっそー

 

胚培養士は主に不妊治療の現場で卵子精子を授精させたり受精卵を培養するお仕事です。

そんなマイナージョブな私が仕事のことや日常をのんびり書いていきます。

暇の極み!って時にでも読んでもらえるといいなぁ。そんな私は今、日曜ですが卵ちゃんの成長確認と凍結融解の作業をしに通勤電車で揺られ中なのです。